◇精進出汁のつくり方◇

 

【材料】

 干ししいたけ…2

 干瓢…30cm(切干大根2つまみでも可)

 大豆・小豆…各大さじ1から2杯

 昆布…13cm角

 水…2ℓ

 その他、あれば…季節の野菜、野菜クズ

 

【一番だし】お味噌汁に

 材料を水に漬け一昼夜置きます。

 その後、10分程度煮てこします。

【二番だし】お煮しめに

 こした材料に水を入れて20分煮ます。

 

 この出汁自体が健康スープです。

 高野山のお坊さんたちの出汁ですが、彼らが寒い冬に出も薄着でいられる

 理由です。

 

この出汁の滓はうまく利用できます。

豆を使って「あんこ」にしたり、しょうがを入れて佃煮もできます。

近くこのレシピをご紹介します。


◇ゴマ塩のつくり方◇

 

【材料】

 ゴマ

 塩

 

【作り方】

①ゴマと自然塩を9:1の割合になるように量りま
 す。

②自然塩をフライパンで炒ります。
 自然塩はミネラル分が多く、しっとりしているので、

 水分が飛んでザラザラになるまで炒って下さい。

③炒り上がった塩を細かいパウダー状になるまで、
   すり鉢ですります。力と時間が必要ですが、

 しっかりすりましょう。

④次にゴマを中火で炒ります。パチパチしてきて、
   指でつぶすと中が白くなっていたらOKです。

⑤炒り上がったゴマを③のパウダー状の自然塩に入れ、

 ゆっくり摺ります。

 ゴマが自然につぶれ、ゴマの油分に細かいお塩を吸着させるような感じで摺り、

 よく混ざったら出来上がりです。

 

◆ポイント◆

*ゴマと自然塩の割合は、体調によって変えても良いでしょう。

*玄米ご飯を食べる時には、必ずふりかけて下さい。

◇梅ごぼう◇

基本的には玄米ご飯とゴマ塩だけなのですが、途中食べられなくなる人がいます。その人たちのために、梅干し一個(一日分で分けて食べる)、古漬けタクアン少しなどはOKです。それから慢性便秘の方は「梅ごぼう煮込み」はOKです。つくりかたごぼうを2,3本切らないで大きな鍋にぐるっと回してから水をヒタヒタにします。梅干しを一個入れて、できるだけ細火で長時間煮込みます。お出かけの時は火を止めます。水気がなくなったら出来上がりです。その他の調味料は一切使いません。お菓子のように甘いごぼうになります。5センチに切って一日3本を食べてください。肌にはりも出て若返ります。

 

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①たわしで泥をよく落とし

②できるだけ大きな鍋でグルリと回します

③水はヒタヒタ、梅干しをゴボウが5本なら二個

④最初から細火、とろ火で長時間です。

⑤出かけるときは止めて良い。三日間はかかるでしょう。

⑥最後が肝心で、少し下の液体があめ色になるまで待ちます。 

 焦げる寸前か少し焦げが入ればよい。

重しをのせているのは成分が抜けないため。切るのも成分が抜けるので切らない。

三時間で取ってよい。

◇精進出汁のあと 生姜の佃煮◇

15分以上煮込めば一番だしなのですが、エキスはたくさん残っています。
野菜煮しめ用の出汁で使ってください。

けれど、まだ残れば「しょうがの佃煮」ができます。ごはんのお供ですね。

こんぶ、椎茸、切り干し大根、しょうがを細かく刻んで鍋に入れます。

しょうがは以下のようにします。
しょうがを一個分スライスして鍋に入れて煮ます。
沸騰したらゆで汁を捨てて水を入れて再度煮ます。
これを三回繰り返します。
最後のゆで汁は甘酒に水の替わりに入れれば大変美味しくて温まります。

あとは水をヒタヒタにして煮ます。
水分が無くなってきたら甘酒の原液を入れ、同量のキビ糖を入れかき混ぜます。
途中で塩少々。
水分が無くなるまでかき混ぜて煮込みます。
絶対に鍋から離れないようにしてください。焦げます。

出来上がりです。

◇精進出汁の残りでスイーツ◇

出汁を出した小豆と大豆をお茶パックから取り出して
まな板に広げてザクザク刻みます。
これを鍋に入れて
写真よりさらに大豆は刻んでください。

水をヒタヒタにして煮ます。

 

水をヒタヒタにして煮ます。
水分が無くなる前に甘酒の原液とキビ糖を同量入れてさらに煮込みます。
途中で塩を少々振って味を確かめます。
さらに煮込んであんこ状になって完成。

これを栗キントンみたいな団子形状にしてください。